知育系の発信をされている方が、息子さんの幼稚園選びにおいて、『大規模園である』ということに重きを置いて幼稚園を探していたというお話しをされていて、興味深かったです。
「なぜそんな風に思うのか?」というと、大規模園だと、毎年クラス替えがあって仲良くなったお友達とも離れてしまい、4月になるとまたイチから人間関係を構築しなくてはいけなくて、あえてそういう経験をして欲しかったから、ということをおっしゃっていました。
ママご自身が転校の多い学生時代だったそうで、それが自分にとってプラスに働いているからこういう考えに至っているということでした。
ただタイトルにもある通り、わたしだったら大規模園は選ばないなと思ったので、なぜそう思うのかについて掘り下げていきたいと思います。
あなただったらどちらを選ぶ?
わたしがもし、子ども自身だとして、大規模園か小規模園どちらか選べるとしたら、間違いなく小規模園です。笑
まぁ性格的にそうですよね。笑
わたしがママだった場合も、どちらかしか選べないという状況であれば小規模園を選びます。(その他の細かい条件なんかは一旦スルーさせて頂きます。)
母性と父性
いつだったかにも母性と父性のことは書いていますが、それが関係していて、端的に言うと、母性は守り育てる愛で、父性は社会性を教える愛なわけです。
未就学児のタイミングで大事にされるべきは母性の方。
今テーマとして挙げている『揉まれる経験』というのは社会性の方ですよね。
ということは、社会性を身に着けていくのは、小学生以降。
未就学の幼児期は社会性を教えることや、社会に揉まれることよりも、もっともっと大事にされるべきことがあると考えています。
それが、母性の守り慈しみを感じる愛です。
幼児期に一番大切にされるべきこと
もちろん、幼児期には社会性を教えなくていいというわけではなく、人を傷つけてはいけないし、してはいけないことはきちんと伝えるというのは、大前提としてです。
『揉まれる経験』は人生においてすごく必要な経験かもしれません。
ただ、それを幼少期に経験する意味というのはないな、と感じています。
それがプラスに働く子もいるだろうし、絶対にダメだというわけではないけれど、順番って大事だなって思います。
父性を受け入れられるのは、母性という土台があってこそです。
そんな母性をたくさん感じられるのは幼児期だけだから、「しっかりしつけなくては!」と、幼児期に一生懸命になる必要ってそこまでなくて。
ただただ、『ありのままのあなたが大好きなんだよ』ということを惜しみなく伝えることの方が大事だと思います。
揉まれる中でつらい思いをすることもあるだろうし、それを糧にして強くなれというのは親としては思うところですが、それができるのは完全なる母性という愛情の土台を築けているからこそです。
母性と父性のバランスも大事ですが、どちらかというと順番の方が大事で、幼児期はとにかく、人間関係でつらい思いをしたり、何かに傷ついたりという経験よりも、多くの人や親から守り、愛され、かわいがられる、そんな経験の方がずっとずっと大事だと思っています。
壁にぶつかるような経験はその後でじゅうぶんなのではないでしょうか?