すっっっごい人気でしたねー!!
インスタでフォローしている人がこんなにたくさんsilentについてつぶやいているのを見たドラマは初めてでした!!
初回から最後の最後まで最高でした。。
忘れられないドラマになったなぁと思う。この社会現象も含めて。
自分がハマるのはわかるんだけど、世間の多くの人の心をつかんだ理由で何なんだろう?と思いますね。
こういう感覚になったのは、映画『君の名は』以来かな。
夫婦でドラマを見る習慣
子どもが生まれてから自由に色んなことができなくなって、そこからよくドラマを見るようになりました。
旦那さんもすごくドラマを見る人です。
元々、夫婦で共通の趣味などないのですが、ごく自然に『子どもたちを寝かしつけた後、夫婦でゆっくりしながらドラマを見る』という習慣ができました。
なので、新しいドラマが始まる時期になると、今回はどんなドラマがあるかなー?と事前にチェックしています。
silentは、そのチェックした時から気になっていて「絶対見る!」と思ったドラマで、始まる前からわたしの期待1位作品でした。
とにかく目黒蓮くんが良かった・・・!
目黒蓮くんというのは今回のドラマで初めて知りました。
最近は、「ドラマで初めて見て俳優だと思ってたらジャニーズの子だった!」っていうパターンがすごく多くて。
(パーフェクトワールドに出ていた北村北斗くんとか、普通に俳優さんだと思ってました。朝ドラも見てたけど俳優さんとして本当に素晴らしい方ですね。)
今回もそうだったわけですが、普通に俳優さんにしか見えない。笑
今回のドラマ、何が良かったって、脚本だったり演出だったりまぁ色々全ての要素が絡み合った結果だとは思うのだけど、最終的に人気を引っ張っていったのは目黒蓮くんが演じたからじゃないでしょうか。
これは、わたしが思ってるだけだけど…。
目黒蓮くんじゃなければ、ここまでヒットしてないと思うなぁ。
朝ドラの『舞い上がれ!』でも同じタイミングで出ていましたが、キャラが全然違うくってね。
比べてみてもsilentの目黒蓮くん最高じゃないですか!?
(舞い上がれ!の柏木学生も素敵やったけどね♡)
脚本家さんを知ってさらに驚き!
初回から、これはめっちゃいいドラマ!!と思ったんだけど、じゃあこれって誰が書いてるの?と思ったら、なんと新人さんのデビュー作なんだとか!!
嘘でしょ。天才なの!?
脚本家の方は、生方美久さんという方でアラサーの方。
歳もそうそう変わらない女性の方だということがわかりました。
フジテレビヤングシナリオ大賞でグランプリを獲得してからの今作。
こういうデビュー作ってだいたい原作があるものが多かったりするらしいんですけど、初回から思いっきりオリジナル作品。
(ヤングシナリオ大賞でグランプリを獲得した『踊り場にて』という作品も、瀧本美織さん主演で映像化されてるそうです。どこだったかの配信で見れるみたいです。)
8年前の別れはまさしくスピッツの『楓』
さよなら きみの声を 抱いて歩いてゆく
想くんが一方的に別れを決意して、紬の元から歩いていくシーン。
生方さんはスピッツの大ファンらしいのだけど、まさにこのシーンが楓なんだなって。
わたし、ある楽曲から着想を得て物語を作ったというのが結構好きなんですけど(Netflix独占配信中の『First Love 初恋』なんかもそうですね♡)こういう世界観がとても好きです。
最終回最高すぎなんだが…どういうこと!?
silent見てた人は、絶対「最終回までに絶対どこかで『つむぎ』って言うよね、手話か声で。」って思ってたと思う。
どっちかっていうと、声でかな。
わたしも思ってたんですが、、それが、わたしたち視聴者には聞かせず紬ちゃんだけに…っていう最後の演出。
正しさよりも優しさが欲しい そしてそれを受け取れるのは イルミネーションみたいな 不特定多数じゃなくてただ1人 君であって欲しい
Official髭男dismの主題歌の歌詞の中にあるこれ。
はぁ。。。やられた。。って感じ。笑
最後の最後の神演出
最後は高校時代の2人が黒板でわちゃわちゃするシーンで終わりましたね。
すっごくわちゃわちゃが聞こえてきそうなんだけども、silentというドラマなだけあって無音で時が流れていく。
そして、、最後。
ただ耳打ちし合っているだけに見えるんだけど、黒板に映ってる影を見ていたらキスしてるの。
そして、静かに締まるの。
あぁぁぁぁぁ。。
こんなラブストーリーなドラマなのにキスシーンとか一切なくてさ。
最後までなかったわけだけど、影でキスする…って。
力が抜けてしまいます。笑
倍速視聴が当然になった今
ドラマは基本的に倍速で見ています。
もうね、世の母は時間ないですよね!?みんなそうですよね!?
少しでも時短したい!と思ってガンガンなんでも倍速するし、その為には録画で見ないといけなかったんだけど、silentに限ってはリアタイで見たいドラマでした。
そして、倍速では見たくないドラマでした。
今はドラマってスマホ片手に見たりする人も増えていると思う。
わたしもそう。
だけど、このドラマって無音になるし(手話してるから)、だから、『ながら』じゃ見れないドラマだったと思う。
それはこの現代の視聴の在り方に一石を投じたと思いますね。
小学生の時に聴いた中途失聴者の方のお話し
わたし小学生の時に手話にハマったことがありました。
当時なんとなく興味を持ったのですが、多分今覚え始めたとしてもスラスラ覚えられる自信があります。
silentで手話を見ていて「あぁ、あったなぁこの手話」とか色々思い出せたのも良かったです。
と同時に、小学生の時に講演に来られた中途失聴者の方のことも思い出しました。
小学校で講演を聞く機会というのは毎年あったように思うのですが、その中途失聴者の方のことだけ鮮明に覚えています。
手話を覚え始めたのも、もしかしたらその講演がキッカケだったのかなぁ。
その方は3人の娘さんのママで、中途失聴だからめちゃくちゃ流暢に喋ってらっしゃるんです。
なので、とてもとても耳が聞こえないようには見えないんですが、聞こえないんですよね。
娘さんがとても小さかった頃、「言ってることがわかってあげられないことがすごくツラかった」とおっしゃっていたのがすごく記憶に残っています。
それでも、立派に3人のママをされてることが素晴らしいなと当時思いました。
その方は耳の不自由な方に向けてもたくさん講演などをされていたようなんですが、手話があまりわからない方もいるそうで、そういった方に向けてどうやって講演をしているかというお話しもされていました。
そのやり方というのは、ご自身とは別にもう1人の方がいて、その方が講演者の話した言葉を要約しながら書き、その方が書いた文字をスクリーンに映す、というやり方でした。
今はもうこんなやり方していないんだろうなと思ったのですが、やってらっしゃるようでした。『要約筆記』というみたいです。↓
コミュニケーションというおっきなテーマ
silentを見ていて思いましたが、今は声で話せば文字に変換してくれるアプリがあったりとすごいですね。
昔は手話がわからなければ筆談しかできなかったのに。
そういう部分ではろう者と聴者間のコミュニケーションも少しやりやすくなったのかな!?とは思いました。
silentでは、夏帆ちゃん演じる奈々ちゃんが「わたしたちがうまくいかなかったのは、ろう者と聴者だったからじゃないよ」と言っていたように、障害があるからうまくいかないとかっていうお話しではなかったなと思います。
言葉が通じ合うのに、意思疎通できていなかった紬と湊斗がいたように、声に出す『言葉』であっても、目で見る『言葉』であっても、きちんと言葉を紡ぎ合わせたくさん話してコミュニケーションを取っていくことの大切さを感じました。
このドラマに出逢えて本当に良かった!
ちゃんと事前にチェックして1話から見たわたしもグッジョブだなと思っています。笑