わたしも旦那さんも子どもの教育には結構関心があって。
(わたしは大学で児童心理学などを学んでいました。)
妊娠する前から子育てについては結構話してきました。
こういう話ができるのはとても良いなと思います。
興味のポイントが結構似ている。
旦那さんはアドラー心理学に感銘を受けた人でもあるのだけど、わたしもそう。
というか、アドラーを教えてくれたのは旦那さんでした。
『嫌われる勇気』を勧めてくれたのも旦那さん。
旦那さん自身はあまりこの本を必要としているような人ではないのだけど、身近にめっちゃ必要としているようなわたしがいたし、誰かの役に立てるかもと思い、読んでみたそう。
まぁそもそもの興味もあったみたいですが。
一時期は心理学的な本もすごく読んでいた印象があります。
わたしも大学で心理学を学んでいたので、そのあたりには結構興味があって。
子育ての話になると、アドラーの話になる。
だけど、結局具体的にはどうしたらいいんやろね?というところに行き着く。
だったので、旦那さんが本屋さんで見つけてきてくれました。
『アドラー心理学で子どものやる気を引き出す本』!!
この本はアドラー心理学をこと細かに説いているというわけではなく、アドラー心理学に基づいて、どんな声かけをしたら良いのかとかが書かれているので難しくもなく、読みやすいです。
素敵な子に育つためには、もう大前提が《自分を好きだと思える子》《自分に自信がある子》に育てることが大切なようです。
これさえできていれば、挫折しても成功しても、どんなことがあっても乗り越えられるし、成績だって自然と上がるそうです。
大前提がこれ。
いわゆる自己肯定感ってやつですかね。
わたしが近年テーマにしてるもの。
出逢いたかった本かもしれない。
本を読んでいると、何かと突き刺さってきました。
わたしが全く自分のことが好きでなく、自信もないので、何かと刺さるのです。
思ったのですが、子どもの自己肯定感を育てるより先に、親が自分のことが好きで自信がないと、うまくいかないということ。
全てはそこ。
まず、わたしの問題クリアせなアカンと感じました。
これはちょっとハードルが高いですね…。
わたしは旦那さんのことはすごく尊敬しているし、ぶっちゃけ、育てあげたい人間像ってまさしく旦那さんなんですよね。
だから、旦那の育ってきたルーツを探ってその通りにすれば旦那さんみたいな人が育つのでは!?と思い、聞いてみたのだけど、まさかの『何も覚えてない』。。
旦那さんの忘却力はすごいものがあるとブログでも書いていたけれど、「基本的に小学校までの記憶はほとんどないらしい。
いやいや;;汗
わたしと旦那さんは性格とか色んなものが真逆なのだけど、感覚的なところや価値観とかがすごーく似ている。
とても不思議なのですが。
感じ方は全然違う(真逆)なのだけど、考え方は一緒、、みたいな感じです。
わかりにくいかもしれないけれど。
だから、「めっちゃわかる!!」ってよくなるし、価値観が似ているので相違が生まれにくくケンカにもならないのです。
それって、多分育てられ方が似てたからだろうなぁというのを感じていて。
旦那さんのご両親と会って、それは確信に近いものを感じたのだけれど、感じ方や性格が違うっていうことは、あるところで真逆だったということ。
そこってなんなんだろう!?って思って旦那さんに聞いてみたら、「うちはとにかく何でも全力で向かってきてくれたかな」って一言。
それかもしれない、と思いました。
うちは全力で向かい合うってことがなかった気がする。
そもそも、旦那さんのお母さんは明るくて元気で皆でワイワイするのが好きな人。
対してうちのお母さんは、おとなしくて、皆でワイワイも別に嫌いじゃないけれど、1人で読書とかしてる方が好きなタイプ。
お父さんもわりと穏やかなタイプ。
そんな家庭で育ったので、わたしがおとなしめ女子になるのはなんとなくわかるし、パワフルな感じはうちにはないんです。
母は大阪生まれ大阪育ちだけれど、皆さんが想像するような大阪のおばちゃん感は一切ありません。
だけど、旦那さんのお母さんはわりとあんな感じ。
圧倒的に明るさが違うよな、、って思う。
そもそもの性格とか、全力で向き合ってくれたとかそのあたりが決定的に違ったところなのだろうなと。
この本の中ではじめに紹介されていたエピソードがあって、ある大人の女性が『人を好きになることができない』と相談に来たそうです。
その女性は赤ちゃんの頃に親戚宅の養子になったそうです。
親戚はとても良くしてくれて、欲しいものは買ってくれたし、行きたい私立学校にも行かせてくれた。
だけど、ずっと疑問だったそう。
「おばさんたちは本当にわたしのことが好きなのかな?」っていうこと。
その女性は、物質的には満たされていたのだけれど、心は満たされていなかったということなのです。
例えば赤ちゃんに対しても、ただ機械的にミルクを与えているだけでそこに愛情がなければ、赤ちゃんはお腹いっぱいになって満たされても心は満たされていない。
これ読んで、「あ〜わたしはこれかもしれない」って思いました。
うちはお金持ちではなかったですが、貧乏でもなく、欲しいものは何でも買ってもらえたかといえばそうではないけれど、普通に行きたい学校にも行かせてもらえて、私立大学も奨学金なしで行かせてもらえました。
物質的には満たされていた家だったと思うけれど、どこか心は満たされていなかったのだろうなと思います。
小さい頃はいつも母の愛情を欲していたし。(なかったわけではないんですが)
これがわたしの自己肯定感の低さのルーツなのだろうなと思っています。
色んなことに気づけた今でも、全然自分のことは好きになれないですしね…。
具体的な声かけなんかは本を参考にするとして、、とにかくわたしは我が子に『心が満たされている』と感じてもらえるようにしよう、と思うのです。
わたしは表現するということがとても苦手です。
感情が読めないって昔はよく言われました。
何考えてるかわからないって。
今は旦那さんに対しては「大好きだよ!」「感謝してるよ!」「大切だよ!」っていうことをわかりやすく表現するようにしています。
これは意識しないとできないですけどね。
基本、殻に閉じこもっているので。
これを子どもに対しても実践していきたい。
表現が得意ではないから、もしかしたら、『機械的にミルクを与えている親』になりかねない気がするんです。
だから、そうならないようにして、常に伝える、愛情を。
まず、そんな親で在ろうと思ったんです。
ある程度子どもが大きくなっても、全力で「お母さんはあなたのことが大好きだよ!どんなあなたでも大好きなのは変わらないよ。大切に思ってるよ!」っていうことを、相手が絶対的に感じてもらえるように伝え続けようかなと思っています。
そんな風に思えない時もきっとあると思うのですが、根本的な意識がけというところで。
わたしのことだから、どうしようもなく悩んで放棄したい気持ちとかに、多分めっちゃなってると思います。
だけど、そこはグッとこらえて。
いつでも伝えていたいなと思うんです。
わたしみたいに『心が満たされていない』なんて感じてしまう子どもにならないようにしたい。
これは旦那さんにも実践してもらわないとダメですけど、おそらくこの考え方は共感してもらえると思う。
自分のことを好きでいられる子にするためには、まずは人から愛されるという経験が大事です。
《自分は人に愛される人間なんだ》《愛されるに値する価値のある人間なんだ》と思えること。
これをいちばん始めに形成させてあげられるのは親でしかないと思うから、それを実践していきたいなと感じました。
世の中にはたくさんの育児書が出回っているし、それに振り回されてしまわないようにしたいとは思っています。
アドラーが全てだとも思っていません。
自分なりに「いいな!」と思ったところだけかいつまんでいけば良いんじゃないかなって。
ただ、まずは根本的なところをおさえておきたい。
そして自分自身の自己肯定感アップも並行して行っていきたい。
そのために、今読んでいる本はこれです。
『折れない自信をつくるシンプルな習慣』
心屋仁之助さんって心理学界隈ではすごく有名ですよね。
かといって、ブログを読んでいるわけでもないし、著書も初めて手にしました。
「なかなかそれが難しいんだけど…」というのはありますが、少しずつですかね。
一気に何もかもやろうとせずに、できることからやっていきたいです。
photo by Q in 阪神競馬場公園