CMでも使われていたミスチルの『いつでも微笑みを』という曲。
耳にしたことがある方も多いかもしれません。
(聞いたら、あー!あれかー!ってなるやつ。)
結構ポップなかわいらしいメロディなんですが、歌詞が結構深いのです。
わたしは全然気づかなかったんだけれど、
歌詞とか全く興味のない旦那さんに「この歌詞ってすごくない?」って言われたんです。
そういうこと言うのはいつもわたしで、「全然気にしたことなかったー!」って言うのが旦那さんなのに、この時はいつもと逆で。
狭い路地にスーツの人達
急な不幸がその家にあったという
命は果てるもの わかってはいるけど
何もかも思い通りになったとしても
すぐ次の不満を探してしまうだろう
決して満たされない 誰かが傷ついても
基本的に悩みのない旦那さんの心にすっと引っかかったわけだから
何かしら思うことがあったのか。
まるで自分の妻のことのようだ、と思ったのか。苦笑
わからないけれど、確かにそうなんですよね。
隣の芝は青く見えるもので
結婚前は結婚できないって嘆いて、結婚している人がとても尊く感じていたんです。
結婚していても「夫とうまくいかない」とか「夫が子どもの面倒を見てくれない」とか
「子どもができない」とかで悩んでいる友人もいましたが、
わたしからしてみれば、自分が結婚もしてなけりゃ彼氏もいなかったりしたので、
そういうことで悩めること自体羨ましいというか、
結婚できているだけでも全然マシじゃないかって思う部分があったんです。
こんな風に思った自分を恥ずべきだと今は思いますが
わたしは子ども云々で悩める次元にもいなかったので。
けれど、そんな風に悩む友人からしてみれば独身で夫を選べるような状況にあるわたしを羨ましく感じたかもしれないし、
子ども云々で悩まなくていいから羨ましいって思われたかもしれないし、
結局はどんな状況にあれ、悩んでしまうもので、悩みというのは尽きないもの。
何かを手に入れてもまたすぐに・・・
ずっと結婚したかった、そして結婚できた。
じゃあ悩みはなくなったのかというと、そうでもなくて。
結婚はそれはそれで幸せだけど、独身の頃には悩まなくてもよかったようなことで
今また悩んだりしているのです。それって悩みを探しに行っているようなものです。
なんて愚かな生き物なんだって思ってしまいます。。ヾ(・ε・。)ォィォィ
旦那さんは『これって人の本質を突いてるよね』と。
確かにそうだ、その通りだ。。
そうやって改めて考えてみると、実は悩まなくても良いようなことで悩んでるのではないか?と思えてきます。
なんだか、悩みを手放しちゃいけないような、いらないものを宝物のように抱えているような。
悩んでいないと自分を保っていけない
どういうことかというと、悩みのない状態が怖いんだと思う。
幸せすぎて悩みなんてないっていう状況が怖いんですよね。
だって、そうなのだとしたら、あとは下がるのみだから。
それが怖くて常に悩みや不安を手元において、いつでも掲げられるようにしてるんだと思う。
実は手放したいものが、この手の中に数え切れないほど、ある。
なのに手放すこともできないでいる。
いっそのこと、さらさらと風に乗せて飛ばしてみたいものです。
わたしの感情を、さらっていって欲しいものです。
そんな風にいつも、自分主体じゃないからダメなんですけどね。(*´-ω-`)・・・フゥ
photo by Q in 中之島バラ園