めちゃめちゃ斬新なタイトル。
「人に迷惑をかけてはいけません」とガチガチに教えられてきたわたしたち世代からすると、どゆこと???ってなりますよね。
始めに言っておくと、だからって人に迷惑をかけまくったらいいっていう話しではもちろんありません。
だけど『人に迷惑をかけるのはお互いさま。困っている人がいたら助けよう。』ということなんです。
「人に迷惑をかけるな」と教えるのは日本くらいだそうで、その他の国では上記のように教えるそうです。
ビリギャルの著者さんが書かれた本がこちらです。
わたしたちって「人に迷惑をかけるな」って教えられてきたと同時に「自分自身をもっと大切にしていいんだよ」というは逆に教えられてこなかった。
日本の教育ってつくづく自分を犠牲にして他人を守る精神を作るんだなと感じています。
それがダメってわけじゃないんですけども。
先日、Voicyで男性の育休の話が出ていて。
最近は男性の育休に理解のある風潮も出てきたけれど、日本ではまだまだ広まっていないと思うし、広まるべきなのかどうかっていうのはひとまず置いておいて。
ある方が「うちの会社では育休に理解があった。誰かが休んだらカバーしなくちゃいけなくて大変なこともあったけど、それはお互い様だよねっていう雰囲気があったからすごく良かった。」っていう話しをしていたんです。
その時に、この『人に迷惑をかけるなと言ってはいけない』という話を思い出したんです。
仕事を休んだら、当然誰かがそれをカバーしなくちゃいけない。
だから休めない。
休んじゃなった時の罪悪感ってめちゃめちゃあるじゃないですか。
だから、有休もとれないし、育休なんてとんでもない、みたいな。(もちろん休めない理由はそれだけじゃないとは思うけれど。)
こんな風に思うのは『人に迷惑をかけるな』と徹底的に教えられてきた弊害なのかなって思ったんです。
『人に迷惑をかけるのはお互い様。困ってる人がいたら助けよう。』というマインドが染みついていたらどうでしょう?
もっとみんな休みやすいだろうし、男性の育休だって取りやすくなるんじゃないのかな。
自分が休んだ時は誰かがカバーしてくれる。
その代わりに、誰かが休んだら自分が全力でカバーする。
これでいいんじゃないのかな。
けれど、中には育休取る予定なんてないという人も、有休なんか取らずに自分は頑張りたいと思っている人もいると思う。
だから、「自分は他の人のカバーばっかりで不平等」って思う人もいるかもしれないけれど、でも、自分がケガや病気になって、長期間休まざるを得ないという状況にいつかなるかもしれない。
そうなった時、自分がたくさんカバーしてきた分、他の人は仕事をたくさんカバーしてくれだろうし、その人の復帰を全力で応援してくれるんじゃないでしょうか。
きれいごとかもしれないんだけど、みんながみんなこういう精神を持っていたら何か違うのかもな…って思ったりします。
あと、だからって自己中であれということではないので、その境目が難しいところかなとは思いますが。
理想論かもしれません。