知らなかった。
つわりがこんなにもつらいものだとは。。
その上で働きにいかなくてはいけないという現実。
地獄かよ…って思ってました。苦笑
たいていの人は妊娠5ヶ月あたりでつわりの症状はおさまってくるようです。
人によっては全くない人もいるし、出産まで続く人もいます。
わたしの友人なんかは出産まで続いたタイプでした。
安定期に入ってから一度会いましたが、見るからに若干しんどそうでした。
「これでもマシになった方」と言って会ってくれたのですが。
わたしは幸いにも5ヶ月目に入った頃からつわりはなくなりました。
が、逆に言うと4ヶ月まではずっとつわり。
始まりも早かった。
妊娠が発覚してもう数日でつわりがおそってきました。
職場までの道のりが苦痛すぎた
つわりがピークだった頃はまだまだ残暑が厳しくて。
夏なんて正常な体でも外を歩くのはツライのに、気持ち悪さがデフォルトである状態での駅までの徒歩が地獄でした。
駅に辿り着いても、たくさん人がいる中で電車に乗って揺られて気持ち悪さが倍増して、嘔吐しないかとヒヤヒヤし続けて。。
駅に着けばまた会社まで徒歩。
ドアtoドアで片道45分ほどですが、果てしない道のりに思えました。
繰り返すリバースな毎日
規則正しい生活だったからか、だいたい嘔吐する時間帯というのは決まっていて、出勤前と会社の事務所に着いてからの30分以内と帰宅後。
家を出る前にリバース、会社着いてリバース。家に帰ってリバース。
これのルーチン。。
せめてもの救いは事務職だったこと
仕事は事務職でずっと座っていられるので随分と救われました。
営業じゃなくとも、外回りの仕事とかだったら絶対にできていない。
過去にはそういう仕事をしている時もあったので、「今あの仕事してたら絶対無理や…」って思いました。
他にも、接客業とか、室内でも立ちっぱなしの仕事とかだったらアウトだったなぁ。
うちは、立ち歩いたりも自由な環境なので本当に良かった。
やばい・・・!と思ったらすぐトイレに駆け込める感じだったので。
あと、突発的に休んでもあまり支障がないことも良かったです。
決めた目標
とりあえず、休むのは週1までと決めて会社には行っていました。
5日行けた日は自分を褒めてあげることにして。
だいたい週1で休んでいたかな。
どうしても無理な時に。
それでもう有給があと2日しかありません・・・!!(元々の日数が少なくて)
本音は毎日休みたかったですけどね。。
まさしく体を引きずって行っているという感じでした。
気が張っているとつわりがマシになる?
「仕事中は気が張っているからかつわりの症状が起こりにくかった」とか聞くのだけれど、わたしもそれに近いものがありました。
会社に着いて嘔吐してからは少し気持ち悪さがマシになるので、なんとかしのぐことができました。
ただいつも始業時から最高に気分が悪かったので8時間耐えられるのか…というのが恐怖でした。
でも、なんとか耐えしのぐことができていました。
そして家に着いた瞬間、嘔吐、、みたいな感じでした。
休日は気が張ってないので、ほぼ寝込み。
ゴハンが美味しく食べられるということ
つらいこと、色々あったけれど、中でもつらいと感じたのは、ゴハンが美味しく食べられないこと。
週末でも気分転換のお出かけができないこと。
つわり中の妊婦さん、みんなうつになるんじゃないか??って思いました。
平日はつわりの中でも仕事を耐えしのぎ、休日は寝込み。
何も楽しめないんやもん。
何も楽しくないんやもん。
ゴハン美味しくないんやもん。
それが数ヶ月も続く。
病気でもないのに。
つわりがおさまってから初めて外食でクリームパスタを食べた時、めっちゃ美味しいと思えて「ゴハンが美味しいと思えるってこんなに感動するんや」って思いました。
わたし、クリームパスタが大好きなんですけど、つわり中は全く食べたいと思えなかったんですね。
それが食べられるし、しかも美味しいと感じられる!!
ゴハンが美味しいと感じられるってめちゃくちゃ幸せなことなんやと気づきました。
今では普通にゴハンはなんでも食べてますけど、これがすごいことなんですよね…。
そんなありがたみはすぐに忘れちゃうけれど、あの時の苦しみを思い出すと幸せに思えます。
『つわり、あんまりなかったよね』…え??
年末に、友人が家に遊びに来てくれていて、その友人はつわりがほとんどなかったらしくて、そんな話をしていたら、それを聞いていた旦那さんが「きゅうちゃんもつわりあんまりなかったよなぁ」って言ってきたので、『どこがやねん!!』となりました。笑
わたし、あれだけ苦しんどったやないかい、、って。
旦那さんの忘却力ってすごいんです。
わたしはむっかしのことまで事細かにすんごい覚えているタチなので、本当に羨ましいです。いつも思うけど。
けれど、それを聞いて嫌な気持ちにならなかったのは、つわり中、本当に旦那さんは色々とやってくれていたから。
料理は絶対にできなかったので(スーパーも無理だった)、全て旦那さんが作ってくれたし、わたしが食べられない時は適当に自分の食べたいものを作って食べてくれていて、わたしが食べられそうな時はリクエストを聞いて作ってくれていました。
これがめちゃくちゃ助かりました・・・!!
なので、それ以外の家事は出来るだけやるようにしていたのですが、それも積極的に手伝ってくれたし、基本的に優しかったです。
まぁ旦那さんの子どもでもあるのに、妻がひとり苦しんでいて優しくしないというのは、人間的にどうかしてるなぁと思いますが…
毎日毎日そんなだと、旦那さんも奥さんがしんどい状態が慣れてきちゃったりもするのかなって思うんです。
自身も仕事でしんどいだろうし。
でも、旦那さんはそんなことなく、ずっと寄り添って優しくいてくれたのが本当に嬉しかった。
当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、でもやっぱ感謝したい出来事ではあって。
旦那さんは多分、料理は全部自分がしていたことも、それ以外の家事をこなしていたことも忘れてるんですね。
だから、「つわり、あまりなかったよね」なんて言えるんだと思う。
多分、あれだけこなしていたことが特別なことではなかったから。
旦那さんにとっては当たり前のことだったから、キレイさっぱり忘れてしまっているんだと思う。
そう思えるから、旦那さんのその発言は気にならなかったし、そういうことなんだな~ってなんとなく解釈ができて。
旦那さんの忘れらない言葉
つわり中に一度、旦那さんが「あんまりおっかぁのこと苦しめたらあかんで~~」ってお腹の子に言ってくれたことがあって、それがなんか忘れられない。
まだ初期だったからもちろん耳なんて聞こえない時期だし、何も伝わってはないと思うし、そもそもベビたんも苦しめたくてつわり起こしてるわけではないのだけど、そんな風に語りかけてくれたことがすごく嬉しかったです。
すごく愛を感じる出来事だったんです。
妊娠前に『らいおんハート』の歌詞について話したことがあって。
あれは、お父さんが子どもに「きみは2番目で僕の1番はママだよ」というようなことを言っているのだけど、これを聞いた時は「そんなことありえないでしょ」って思いました。
何よりも大事なのが子どもでしょって思ってたから。
だけど、「奥さんは基本的に旦那よりも子ども第一になるし一番大切に思うやろから、旦那が妻を一番に想うっていうことが、妻と子どもを1番に想うってことになるんやと思う。」って旦那さんが言ってて、なるほどな~と思ったことがあります。
なんかその話を思い出した一瞬でした。
子どもが生まれても、多分わたしのことも大事に想ってくれるんだろうなぁって気がしたのです。
妊娠8ヶ月の今
妊娠後期ってもっとしんどいものかと思っていたけれど、そうでもないです。
やっぱり4か月までの時の方が圧倒的にツライ。
あれを思い出すと今なんてとても楽です。
お腹も結構出ていて動きづらいとか色々あるし、行動が制限されてめっちゃストレスですが、もっとツライものかと思っていました。
仕事も普通に行っています。
体調を崩しさえしなければ大丈夫な感じ。
体調崩すと薬が飲めないのでこれまたかーなりブルーになると思いますが。
仕事も9カ月まで行きます。。
(早くお休みに入りたいけれど、お金のことを考えると働くしかない)
さすがに、9カ月や臨月あたりにはツライと感じるのかな。
まぁ今でも精神的な負担は結構色々とありますが、、それはまた今度☆
photo by Q in みなべ梅林