と言われても、そばにいてくれなきゃ意味がないって思っちゃいますね。
【ひとりの女性がこの世を去り、日本中の時間が止まった】
番組でそう表現されていました。
多くの人にとって一生涯、直接的にかかわり合うことなど、
ないであろう人のことなのに、多く人が悲しみを感じている。
麻央さんの偉大さを痛感します。
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海老蔵さんと麻央さんが出逢ったのは、
《NEWS ZERO》の対談だということは有名かもしれませんが、
後に別の番組でその時のことを海老蔵さんが話していました。
ホテルだかどこだかの場所で、階段を上がった先に麻央さんが待っていたのですが、
一目見た瞬間に『あ~結婚するわぁ~』と思ったらしいです。
一目惚れとか、好きだとかそういうのではなく。
結婚するんだろうなぁ~とごく自然に思ったそう。
また別の番組では、その時の様子が流れていたのですが、
好きな食べ物を言い合っている場面で『まるでお見合い』とテロップが。
海老蔵さんが先のように感じていたのなら無理はないかもしれません。笑
婚約会見の時に『来世も再来世も一緒にいよう』と言われたと
麻央さんが話していらっしゃいましたが、
もうひとつ、わたしは印象に残っている言葉があります。
結婚するにあたって、麻央さんは少なからず不安があったようです。
そりゃあ250年続く名家中の名家であるのだから、無理もありません。
その中で嫁としてやっていけるのか、そんな思いがある中で、
海老蔵さんは、麻央さんにこう言いました。
『結婚できるかどうかじゃなくて、したいかどうかだよ』
結婚してやっていけるのか、嫁業務が務まるのか云々を考えるのではなくて、
自分が彼と結婚したいか、そうじゃないのか、ただそれだけだと。
すごい言葉だなとその時思ったんですね。
時として、頭でっかちになってアレコレと考えてしまうけれど、
実は答えってすごくシンプルなところにあると、
教えてもらったような気がしました。
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海老蔵さんの記者会見を見て、
これほど強い愛情で繋がってる夫婦ってどれくらいいるんだろう?と思いました。
すごく強い強い絆を見せてもらった気がします。
夫婦愛だけじゃなく、お姉さんとの姉妹愛も。
だからこそ、悲しいし悔しいし、やりきれないですね。。。
そんなことを思いながら家を出ると、
ウォークマンから流れてきたのは西野カナちゃんの『kiss&hug』という曲でした。
わたし自身あまりちゃんと聞いたことがなかったのだけれど、
歌詞が耳に吸い付いてきたのです。
好きだよ
でもこれだけは忘れないで
おかえり いつでもドアを開けて
この場所で君の帰りを待っている
涙こぼれそうなときは
キス&ハグあげるから
今日も笑ってね
空の下でいつも
この世界のどこにいても君の味方でいるよ
麻央さんが家族に語りかけているような気がしました。
ずっとずっとそばにいるよね、きっと。きっとね。
photo by Q