ちょいちょいこのブログで出てくる《元彼》さん。
2年ほどお付き合いしていたのですが、お別れしてしまった人です。
別れた理由は色々あるのだけれど、一番の理由は彼からの愛情が伝わってこなかったことです。
本当いうと一番の理由はそれじゃないのかもしれません。
わからないけれど、色んな細かい要素が絡みあって結果《別れ》になるのかな。
いつから愛情を感じなくなっていたかは正確にはわからないけれど、
あるコトが起こって、その時にとてもショックを受けてしまって。
だけど、ショックを受けたという気持ちすら自分で認めたくなくて
『自分が悪いんだ』となぜか思い込ませ、何食わぬ顔でその後もお付き合いを続けていました。
あの時にちゃんと話せていたら未来は変わっていたんだろうか。
常に多忙だった彼氏
彼は、基本的に多趣味で休日に空いている日などない、というような人でした。
親になって子どもの予定やらで休日が埋まってしまうのは仕方ないですが、
もちろん彼は独身だったので自分の意思で予定を詰め込んでいました。
その中で彼女であるわたしとの時間も作らなきゃいけない。
わたしは彼の予定を優先していて「空いている日に会ってくれたらいいよ」というスタンスでした。
わたし自身が予定を詰めるのは嫌なタイプだったので、ちょうどいいと思っていたし
特に不満というわけではなかったのだけれど、やはりどこかでは不満はあったのだと思う。
徹底的に彼の予定に合わせているわけですからね。
けれど、わたしが合わしていかないと、本当に会える日もなかったので。。
ある日気付いたこと。『心の距離が開いている』
彼にとっては、『彼女はいるけれどメインの遊びは友達』っていう環境だったからか、
いつしか彼は、わたしといるより友達といる方が楽しいっていう感覚になっていました。
そうなんだろうな~と薄々思ってはいたけれど、付き合って1年が経った頃、
何かの話しをしていた時に、「きゅうといて楽しくないわけじゃないねんけど・・・」って言われて。
その続きは『友達といる方が楽しい』だったんだと思う。
さすがにそれは口にしなかったけれど、普段の行動から心理というのはだいたい読み取れるもので。
「ついに言っちゃったよ」って思ったと同時にすごく悲しかった。
彼女<趣味<友達
友達といる時と恋人といる時とどっちが楽しいとか比べるものではないけれど、種類の違う同じくらいの楽しさがあるのだと思う。
だけど、彼は友達といる方が楽しいってほぼはっきりと言ってしまったんですよね。
悪びれもなく、本心だったのだと思う。
そう思ってるなら行動はそのように表れてくるもので、2人で行ける場所にもよく彼は自分の友達を誘っていました。
わたしは全然知らない人です。まぁ話しにはよく聞く程度。
わたしは人見知りだし、何度か会ったって日が空けば元に戻るし
決して居心地の良い空間ではないわけです。
さすがに1回目とかなら、彼も気をつかってくれていたのだけど、
2回目以降は「もう大丈夫でしょ」とばかりにわたしのことは放置。
やっぱり友達といる方が楽しいから、わたしにはほぼ話しかけないで、ずっと友達に話しかける。
「わたしっておる意味あるんかな??」って毎回思ってました。(´;ω;`)
だけど、「彼が楽しいならそれがいい」と思っていたから
友達誘ってもいい?と聞かれるたびに複雑な心境になりながらもOKしてました。
彼は一応わたしに聞いてくれるんだけど、わたしがNGを出すことはないと知りながら聞いてくるんですね。苦笑
そして、さすがにわたしの友人から大ブーイングを受けた一件があって。
それは、クリスマスの時。
わたしと彼はUSJの年間パスポートを持っていました。
USJではキレイなクリスマスのショーが毎年行われていて、それがわたしは大好きで。
今年も彼と行こうと当たり前のように思っていました。
そしたら彼はまた友達を誘ったんですよね。
だけど、彼の友達に「さすがにクリスマスは2人で行った方がいいよ。俺たち一緒に行ったらきゅうちゃんに怒られるよ!」って言われたらしくて。
それなのに彼は『いや、きゅうは嫌とか言わんから大丈夫やで』とな。
なんでわたしが嫌って言わへんと決めつけるんやー!ってその時思ったんだけど、
確かにわたしが怒ることなんてまずない。
怒りというものから遠く離れた場所にいるような人間だから。
けれど、「いやいや、さすがにそれは2人で行った方がいいよ!!!」って念押しされたらしく、
彼にとってはしぶしぶ(?)2人で行きました。
もうこの時点で愛されてない感満載な気がするのはわたしだけ!?
自分の本当の意思ですらかき消す生き方をしてきた
でも、別にわたしとしては本当に、友達を誘われるのは嫌じゃなかったんですよね。
本当の本当は嫌だったのかもしれないけれど、「彼が楽しいならそれがいい」っていうわけのわからんスタンスだったので。
自分のことよりも常に相手優先。
「彼にとって2人でいるより友達を誘った方が楽しいならそれがいい」って思ってた。
それ【で】いいじゃなくて、それ【が】いい、です。
「わたしおる意味あるかな??」って思ってしまうシチュエーションでもそう思ってました。
その頃のわたしに問いたい。あなた大丈夫か??と。。苦笑
ある日、女子会をしていた時に「よく彼氏は友達を誘ってくるんだ」という話をしていて、「クリスマスのUSJのショーも友達誘ってた」って言ったら
全員に「なんでー!?クリスマスでさえ友達誘うとかその神経がわからん」とバッサリ切られましたww
みんなにそう言われて「えっ、普通はそうなるの!?」って思った。
うん。大半の人はそう思うのだろうな。
けれど、その時はそれがいいって本気で思ってたし、彼がそれがいいなら、わたしもそれがいい!って、思ってたわけです。
当時の日記を読み返してみても「別に嫌じゃない」って書いてて。
後になって考えてみれば、この時のわたしは傷ついていたんだろうなって思うんだけど
当時のわたしは嫌じゃなかったらしい!
だからね、結局はどっちなんだろう!?って思うのです。
いや、どっちでも良いのだけど、怖いのが今は『これがいい』って思っていることでも本当の自分はそう思ってなかったりするのかということなんです。
人の脳には【本当の自分の意志】と【見せかけの意思】このふたつが存在しているのだけど
このふたつが大きく乖離しちゃうと、何かと不調が現れるんです。
だから、本当の自分の意思をできるだけ尊重しようと日々意識しているわけですが、
それすらも結局わからないんですよね。
どれがわたしの本当の意思なのか。
基本的にポーカーフェイスで自分の感情を覆うことが昔から多かったし
相手優先というか、他人軸でしか生きれていないわたしなので
結局、自分の思考までもが他人軸になっているんですね。
人によく思われたいという想いも非常に強いので、
【人によく思われるための自分の意思】みたいなのが完全に存在してしまっている。
彼と付き合っている時のわたしが完全にそれだったわけです。
多忙な彼の予定に合わせて、自分の意見も主張せず、彼にとっては楽な彼女だったと思う。
付き合いやすかったと思う。だって、そうで在りたかったから。
だけど、中身はすっからかんですよね!?
そんなお付き合いを形成してしまってたんですよね。
けれど、そのおかげで喧嘩なんて一切しないし、わたしはいつもニコニコしてるし、仲良しでした。
…と、思い込んでいただけですけど。
その頃よく話しをしていた友達には「こんなこと言っていいのかわからんけど、きゅうちゃんあんまり幸せそうじゃなかったよ。なんていうか、、幸せなんやって思いこませてる感があったよ。」
ZUBOSHI!!!( ̄◇ ̄;)
抑圧された気持ちは病気となって表れる
そんな感じで、違和感の続くお付き合いを続けていたんです。
振り返ると、すごくショックな一件(浮気とかではないです)があって、
「きゅうといるより友達といる方が楽しい」と遠回しに言われ、
友達とわたし含めて遊びに行っても、わたしは無き者のように扱われ
普段から全く愛情も感じない彼とお付き合いを続けて1年ほど経った頃から
7年ぶりにアトピーが、徐々にだけど出始めたんですよね。
今も完全に治ったわけじゃないし、ピーク時はなかなかのものでした・・・。
だけど、これは人生の転機だったなぁと思っています。
結論を言うと、そこからすっごい色んなことを学びました。
そのことは別記事で書けたらいいかなぁ。大したことじゃないけれど。
人生というのは本当に不思議なものだなぁと思うのが
そんな彼とも結婚を考えていたんですよね。年齢も適齢期だったし。
なんだかんだ言っても彼は真面目だしタバコも吸わないしお酒も飲まれないし
健全な趣味を持ち友達も多く、ごくごく普通の青年だったんです。
今まで付き合ってきた人たちに比べて一番マジメだったしマトモでした。
普通にいい人なんですよ。
結婚しない理由も別に見当たらなかった。
ひとつ問題だったのは、わたしが心の抑圧をしまくっているということに全く気が付いていなかったこと。
彼の幸せはわたしの幸せだったから。
自分が無き者のように扱われようが、愛情が全く伝わってこなかろうが
わたしは彼が好きだったから、それで良かった。
わたしといるより友達といる方が楽しいと思われていたって、
まぁわたしはその程度の人間です。
おとなしくて人当たりも良くなくて、おもしろいことも何も言えないしコミュ障で会話続かないし。
初対面でもそれ以外の人とも全然なじめないし。
特に誰からも必要とされてこない人生だったから。まぁそうでしょと思ってた。
彼氏からそう思われたって別に、そんなもんだからと。
めちゃくちゃ心にブレーキをかけてたんです。
本当の気持ち、一切合切を押し込めて、これでいいんだと思ってた。
そんな折に、ある場所で出逢うんですよね。
「いやいや、それおかしいよ。きゅうちゃんそのままじゃ絶対ダメだよ、そのままいったら、この先きゅうちゃん本当にしんどい思いするよ」って、教えてくれる人に。
あの出逢いは多分、必然だったんだろうなって今でも思う。
実はとても苦い思い出なのだけど、わたしにちゃんと教える為に、出逢ってくれたのかなって。
色んな思い込みから解放することを教えてくれた出逢いでした。
長くなったのでまた次回☆
***
《元彼》さん関連記事↓↓ 愚痴ばっかり!?汗
photo by Q