☆*写真好きなHSPの日常**♪

HSP(ハイリーセンシティブパーソン)という独特な気質を持って生まれた、写真大好きなOLが綴る日々です♡

HERO

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『敏感すぎる自分を好きになれる本』を読んで、

この本を書いた著者は、わたしが生まれた時からずっと

わたしの心の声を聴き続けてきたのかっていうくらい

本に書いてあることがすべて『まんま』だったといつかの記事で書いたのですが

その中でも少し印象に残っている部分をピックアップしたいなと思います。

ちなみに、この記事はめっちゃ長いですw( ̄▽ ̄;)w

 

***

 

ひとつめは、『暴力的なシーンや作品などが好きじゃない』ってところ。

殺人の多いドラマや映画や、ひどいニュースにも心が支配されてしまうと。

 

映画は実際には起こりえないことを創造と想像の世界から導き出すことのできる

素晴らしいエンターテイメントだとは思っています。

だからこそ、ひどい殺戮などが表現できるのだとは思います。

だけどやっぱり好きにはなれない。

 

そういう映画は女性であればたいていの人がそう感じているかもしれません。

逆に男性はわりと大丈夫な人が多いのではないかと感じています。

(もちろん、一概には言えません。)

 

とはいっても、「好きだから見る」っていうわけではないのかもしれませんね。

なので、『好き』か『嫌い』かではなく『いける』か『いけない』かですかね。

 

決して好きではないけれど、見るに堪えないというほどではない、という方や

決して好きではないけれど、話としてはおもしろい、とか

あの心理描写が見事だ、とかそういった視点で見る方にとっては

「だから良い作品なんだよ」とかはあるかもしれません。

 

前に付き合っていた彼は、

暴力的だったり、殺戮シーンが多い映画でも全然いけるタイプの人でした。

 

ある日、一緒に映画を観に行ったときのこと。

前日くらいに、週末は映画を観に行こうとなったのだけれど

その時は特に興味のそそられるような映画がなくって

彼が3つくらいピックアップしてくれて、どれもイマイチだったのだけど

(ごめんなさい…)、まだこれは面白そうかなーと思ったものを観に行きました。

 

だけど、それは思ったよりもグロくて人がどんどん殺されちゃうし

地球外生物みたいなめっちゃ気持ち悪い生き物が人を殺しちゃうんですね。

見てる途中から「これはアカンやつや」と思っていて、

その日、実は熱が38度くらいあるのをロキソニンでしのいでいたという

元々体調不良の日だったのと、パニック障害発症中で映画館という場所が

ちょっと危険な場所だったってことと、映画のグロさで、

これはやばいんじゃないか、っていうくらい体調が悪くなってしまったんです。

しかも、席が真ん中だったからいざというときにも出れないーーという恐怖で

冷や汗モノでした。

だけど、なんとか耐えしのび、その後のデートも終えて

帰り際に何かの話の流れから

「今日の映画は思ってたよりグロくてちょっと気分悪くなりかけた」って

言ったんです。

気分悪くなりかけたんじゃなくて、実際めっちゃ気持ち悪くなっちゃってたんだけど。

やばかったんだけど、事後であってもそれが言えないという関係性、乙。←

(パニック障害で映画館もちょっとやばいかもしれないってことも言えなかったし)

 

その時に彼にね言われたんです。

「いや、あれはグロいうちに入らんやろww」って。

ちーーーーん。でした。笑

 

ふたりでよくDVD見たりしてたんですけど

いつも彼がレンタルしてきてくれていて、それがまたバトルロワイヤルみたいな

最後の1人になれれば生き残れるみたいな映画だったりして。

バンバン人が殺されちゃうんですよ。殺しちゃうしね。しかも少年少女によって。

なぜこんな映画をチョイスするんだ、って心の中で思っていました。

しかもそれが言えない。ホントわたし最低ですね。。

 

けどね、なんかわかって欲しかったんですよ。

「あれでグロいって感じるなら、きゅうちゃんはこういう系の作品はあまり好きじゃないんだなぁ」とかさ、

「だったら今度はあぁいう感じの映画はやめとこう」とかさ言って欲しかったのよ。

「グロいって感じたんだ。大丈夫だった!?」とかさ。

 

「あの程度でグロイとかどゆことwwww」的な感じだったんです、彼の言い種が。

なんかすっごい傷ついたことを覚えています。

 

そんなことで傷つくわたしがダメなんだーーって納得させたんだけど

いちばんわかって欲しかった人にわかってもらえてない感じが嫌だったんですね。

 

だから、本を読んだときに

「そう!そうやねん!苦手やねんそういうの!!」って思いました。

わかってくれる人がいた~~って思いましたね。

 

ミスチルのある曲の歌詞の中で

「駄目な映画を盛り上げるために 簡単に命が捨てられていく」

というワンフレーズがあります。

なんとなく、このワンフレーズが昔から頭にこびりついていました。

わたしの気持ちを見事に表現してくれたーーって思ったからですが。

 

別に殺戮シーンがあるからダメな映画なわけじゃないこともわかってるんですけど

やっぱり抵抗がありますね。

 

竹を割ったような発言をされることもすごく嫌だし。

前の彼はそんな感じの人だったので、知らないうちに実は小さく小さく傷ついてた。

別れたあとにそれに気づいても遅いけれど。

彼には何も言えなかったから、本当に申し訳ないことをしたと今でも思っています。

だけどやっぱり根本、合わなかったんだろうなとは思いますね。

 

もっとわかって欲しかった・・・というよりわかろうとして欲しかったんです。

彼には絶対HSPのこととか言えなかったと思う。

だって例えば先の件でも、

「わたしはグロいと感じた」と伝えたら「あれはグロくないやろ」って

否定されちゃうんですからね。自分の感情を。

 

パニック障害なんて心の弱い人がなるだけだと一蹴されちゃうんだと思う。

HSPなんてそんなんめんどくさいって思われちゃうんだろうなぁって思ってた。

どれも結局言えなかったから、どういう反応をされたのかはわからないけれど。

 

理解されてなくてもいいから、とりあえず受け止めてほしいですね。

『こう感じたんだ』っていう感情を否定するんじゃなくて、

理解できなくてもいいから「そっか、きゅうちゃんはそう感じるんだね」って

そんな気持ちが欲しいなぁと思っちゃう。

求めすぎですかね。。

 

PD(パニック障害)とかもさ、

わからへんくてもいいからとりあえず受け止めて欲しいし、それでも好きだよって

そんな感じのが欲しい。

「あんまわかってあげられへんけど、改善できるよう協力するよ」的な言葉が欲しいと

望むのはいけないことなのでしょうか。

わがままなんかな…。

 

***

 

もうひとつ印象に残ったところを書きたかったんですが

長くなっちゃったので、次回。

本当に言いたかったのはそっちかな。

 

photo by Q to 小豆島  Nikon:D7100