2年ほど前、ずっと行きたかった直島と小豆島に行けることになって
この機会だ、と思って買ったオリンパスのミラーレス。
世代的には学生時代にスマホなんてなかったし
高校生くらいまでは、フィルムのインスタントカメラでした。
小学生の頃から写真を撮るのが好きで、
だけどそれは別に作品作りでもなんでもなくって
ただただ「記念に残す」という行為が好きだった。
今しかないこの瞬間をたくさん残さなくちゃ、
なんて大人びたことを思っていたのを今でも思い出します。笑
そんな風に思えたのは、たぶん、親が写真をたくさん残してくれていたからかな。
赤ちゃんから子ども時代の写真は本当に多いし
それはアルバムにきちんと整理されています。
生後何か月、だったり、何歳、だったり、場所だったり。
そういうのを見返すのがたまらなく好きだったし
こうして残してくれていることがすごくうれしかった。
写真って愛情だと思うんです。
いつか書いた記事。
lucky-happy-smile.hatenablog.com
両親が残してくれた大量の写真を見てずっと思ってた。
『写真は愛情の表れ』だと。
学生時代、日常的な写真を残したくて、
だけど、インスタントカメラを毎回買っていたらお金がかかるから
少しでもランニングコストを減らそうと安いカメラ買って、フィルム買って
学校とかに持って行ってました。
シャッターを押すだけの、薄いピンク色とホワイトのカメラ。
あのカメラは今どこへいったんだろうか。
メーカーすらわからない。どんなカメラ使ってたんだろう。
なんでそれを選んだんだろう?
何もかもわからないですが。笑
その後時代はうつりゆき、デジタルの波が押し寄せ、
コンデジが売られるようになって、
初めて買ったコンデジは4万円でした。(高いーー!)
そのときは、インスタントカメラを持っている人と、
コンデジを持っている人が両方いて
旅先とかで撮影を頼まれると、
ファインダーのぞかなくていいのにのぞいたり、
ディスプレイじゃないのにディスプレイ見ようとしたり。
そんな時代もあったのですよ。
今の若い子は知らないんだろうなぁ。。笑
***
そしてやっと買ったミラーレス。
荷物が重たくなるのが嫌だったから一眼レフではなくて、ミラーレス一択でした。
まさかその後一眼レフを買って、
しかもこんなに写真にハマるなんて思ってもみなかったですが。
一眼レフを買うきっかけになったのはある人と出逢ったから。
その人がわたしの人生を変えた。
その人とはもう、話すことも会うこともないし、
その人のことを思い出すと、心がぐっちゃぐちゃになってホントにツライから
思い出したくもない。
だけど、いま、写真をやっていて本当によかったと思うし
その人に出会わなかったら絶対にミラーレスのままで
たまに撮るくらいのテンションだったと思います。
やっぱりその人がニコンだったから。
写真がいまわたしの日常の中にあって
それはとても大切なもので、けれどその中で変革を与えたある一瞬に携わっている
その人がわたしにとっては思い出したくない人で、、
というのがなんとなくしんどかったりもします。
好きな『写真』がすべて素敵なキラキラしたキレイな想いだけで覆われていないことが
少し悲しいのです。
とはいっても、それはどうしようもなくて、
自分で乗り越えていかなくちゃいけない部分なんだけど。
***
写真をやってる人って、
写真をちゃんと撮っていきたいなぁとか思った瞬間があった人もいると思うから、
そういう部分に興味があります。