去年に受講したニコンカレッジ基礎講座の実習で講評頂いた写真について
記録として残しておこうかなと思います。
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その実習の日に、次の週にひとりひとりに講評をするので
お気に入りの写真を2枚プリントして来て下さいと連絡がありました。
(基礎講座のため、JPEG撮って出しに限る。トリミング禁止。)
そして「どんな意図をもってその写真を撮ったのかを説明してください」と
言われました。
それは、絞りにこだわっただとか、WBを変えてみたとか
キレイな花だったとか、何でも良いと。
そんな風に考えてあまり写真を撮ったことがなかったので
なんとなくイメージを持ちながらターゲットを探した2時間でした。
そして、わたしが提出した写真がこちら☆
結果を言うと、こちらが40枚中2位に選んで頂いた作品です。
わたしは、普段から『THE女子』というような、ハイキーだったり
柔らかい写真が好きだったりするので、
これはいつもだったら絶対に撮らないような ″暗い” 写真です。
この手前の花はとても美しく咲き誇っていて
構図は違えど、この花を写した写真を提出している方は
他にも何人かいらっしゃいました。
あそこにいたすべての人たちを惹きつける魅力のある花でした。
(こんな花でした♡)
わたしはあの写真にどんなストーリーを添えたのか。
タイトルをつけるならば『光と闇、そして希望』といったところかな。
この花は誰もが「キレイ」だと頷く花でした。
だけど、露出をマイナスにしてホワイトバランスも電球にして
青っぽい暗いイメージを作り出しました。
その意図は、、
どんなにキレイな花でも影があって闇があって
物事もひともみんな、キレイだけの側面を持っているのではなく。
見る角度を変えれば光に当たらない影がある。
一見、どんなに美しく明るい人でも悩みがあったり
抱えている闇がある。
そして、これほどキレイに咲き誇る花でも確実に枯れてしまう寂しさ。
そういったものを表現しました。
さらに、左上にあるつぼみ。
これを入れることでさらに肉付けをしました。
そうやって咲き誇った花もいつしか枯れてしまう。
けれど、またこのつぼみが新しくキレイな花を咲かせてくれる。
どんなことがあってもまた、再生できる。
色んなことがあって、たとえ枯れてしまっても希望がある。
そのようなストーリーをこの1枚の写真に添えたのでした。
ではなぜ、先生が2位に選んでくださったのか、、
初級クラスなので、ピントが合っているか、ブレてないか
露出は正しいか、みたいなとこが重要なんだけど
そういった部分も問題はないし、
何よりもあの短時間で限られたあの場所で
それだけの意味を持たせられる写真を撮れたこと(見つけられたこと)が
素晴らしいと評価していただけました♡
素直にとても嬉しかったです。
普段は、そんなに深く考えて写真を撮ることをしませんでしたが
こういう機会を与えてもらって、そしてイメージを膨らませて
写真を撮ることの大切さを教わりました。
そういう風にして写真って撮るんだなぁ~~~と。
もちろん、何気なく撮った写真でも全然良いと思いますし
わたしも普段は何も考えてませんがww
絞りとかシャッタースピードとかISOとか。
もちろんそういうのも学べたんだけれど、
写真を撮る、作品づくりをするという大前提の部分を
身をもって感じとれた講習だったなぁと、思いましたね♪
先生が若くて気さくな人だったのでホント楽しかったです!
当時はある程度の基礎知識はあったのですが
ネットや本での情報だったから、デコボコした知識だなぁと感じていて
それを平らにするために参加しましたが、お友達もできましたし
またニコンカレッジ行きたいなって思えたのでした。
そして今、また中級クラスに通っています。
次回の実習が楽しみです♡
photo by Q in 豊島 Nikon:D7100