☆*写真好きなHSPの日常**♪

HSP(ハイリーセンシティブパーソン)という独特な気質を持って生まれた、写真大好きなOLが綴る日々です♡

釣った魚には餌をやらない

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男性って『釣った魚には餌をやらない』ものなのでしょうか?

そのようなことをよく聞きますし、実際にそのような経験をしたことがあります。

 

一般的に、男性は付き合った瞬間が気持ちのピークであとはそのまま平行に進むか

下降の線をたどる。

女性は逆に付き合ってからそれ以降どんどんと気持ちが上がっていくそうです。

もちろん、全ての男女がそういうわけではありません。

 

が、わたしはこれがとても当てはまりますし、過去の彼もそうでした。だいたい。苦笑

 

そもそも本能として、脳がこういう構造になっていると聞いたことがあります。

昔は狩りの生活だったから、男性は獲物を逃すまいと手に入れるまで必死に追う。

けれど、手に入ればそれで満足する。

逆に女性は、手に入ったものを大切に守り育てていく。

母性本能もここからきてるのかな。

 

とはいっても、狩りの生活なんて1万年前ですよね?

いつまで居座るん、その本能とやらは、、って思っちゃう。笑

人間の生活は進化してきたわけで、それと共に脳も進化してきたはず。

本能だって変わってゆくのでは?

 

脳というのは、まだまだ未知の部分が多いようで、

解明されていないことがたくさんあるんですね。

だから、今わたしたちが当たり前だと思っていることは

もしかしたら違うかもしれない。

現代の技術を持ってしてでも、いろんなことがまだ未知であるということは

それほど奥深いものなのですね。だから興味がわくという部分もありますが。

 

***

 

わたし、以前に付き合っていた彼がいたのですが

ある瞬間に「わたしって全然愛されてないなぁ」と感じてしまったんです。

 

付き合って1年くらい経ってきたころから、

あんまり彼の『心からの愛情』を感じられなくなっていて

だから、わたしはめちゃくちゃ愛されたかったんです。

彼からの愛情をすごく欲してた。

 

けれど、「愛情ちょーだい!」って言うものでもないしで

どうしたらいいんやろうと思ってた時に

「愛されたければ愛しなさい」って言葉が飛び込んできて。

 

「そうか、たくさん愛してあげればその分愛してもらえるんだ!」と思って

わたしは彼にたくさんの愛情をあげていました。(もちろん好きだったから)

それはもうわかりやすく。

そして、自分でいうのもなんですがそもそもわたしは人に対しては優しいタイプなので

彼には優しさもたくさんあげていました。

 

わたしは人から優しくされたら「こんな自分に優しくしていただけた。。。」と思う。

と同時に、とても心が暖かくなる。

だから、誰かに優しさをもらえたら、その優しさをまた誰かにあげたくなるんです。

そして、わたしが感じた暖かさをその人にも感じてもらいたい。

そして、その人がまた誰かに優しさを。。。

っていう素敵な循環がめぐっていけば良いのになぁと思っているのですが。

 

実際のところ、彼に対してはどれだけ愛情をあげても優しさをあげても

全く還ってくることがありませんでした。

 

ある日、男友達に言われたんです。

「きゅうちゃんみたいな子が彼女やったら、安心しきって他の女の子に目いく」と。

目からウロコでした。

こんなに努力してるのに、もしやそれがアカン方向へ向いてる?

 

わたしは、例えば彼氏から優しくしてもらえたらそれ以上に還したくなります。

「こんなに優しくしてくれてありがとう。わたしもいっぱい優しさをあげたい!」

って思う。

 

みんなそうだと思っていたんです。

が、違いました。

男性は、釣った魚には餌をやらんねやった。(もちろん全てではありません)

 

わたしは愛情をあげることで彼からの愛情をもらえると思っていましたが

実は逆効果で、愛情をあげればあげるほど彼に対しては

悪い意味の『安心感』しか与えていなかったわけです。

 

『どうせきゅうは俺のことが好きやし』感がすごかったんです。

だってめっちゃ愛情くれるんですもんね、現状で。

 

実際はどう思ってたのか、今となってはもうわかりません。

けれども、少なくともわたしはそう感じてしまっていました。

 

結局、男性に対しては、ちょっと嫉妬させてしまうくらいの態度の方が

「逃すまい」となって愛情くれたりするんだなぁと感じています。

狩りの本能からいくと、ですが。

実際に別れ話をしたときから急に優しくなって態度が豹変しました。

けれど、別れるという重大な決心を持つほどでないと

こちらを向いてもらえないことにすごく悲しさ感じてしまいました。

 

わたしは駆け引きとか好きじゃないです。

ちょっと心配してもらいたいから、こう言ってみよう、あぁやってみよう。

嫉妬させたいからこうしよう、とか。

全然好きじゃない。

こんなんしたくない。

 

「好きだよ」って素直に言ったら「好きだよ」って素直に返してくれる

そんな素直な関係性が良いんです。

っていうか、世の中のすべてのカップルがそう在るべき。

 

上で書いたような、

嫉妬するようなことしないとこっちを向いてもらえない人とかじゃなくってね、

狩りの本能しかないような男性じゃなくって。

 

優しさをあげたらその優しさを素直にかえしてくれるひと。

愛情をあげたら素直にその愛情をかえしてくれるひと。

 

そんな人が良いし、

世の女の子たちがそんな男性と幸せになって欲しいなと思うんです。

 

だから、男性も狩りの本能じゃなくって

彼女が「好きだよ」って言ったら素直に「好きだよ」って言ってあげて欲しい。

 

やっぱり女の子は守られるべき存在でないとアカンと思う。

いざという時、女性は強いです。

だから、普段は守ってあげてください。優しく接してあげてください。って思う。

どれだけ強がっていても、普段は、か弱い繊細な存在なんです。

 

ミスチルに『メビウスの輪』という曲があります。

すばらしく素敵な曲です。

 

愛されて 優しくなれて その優しさ故に愛されて

君と僕が そんなメビウスの輪の上を笑いながら

寄り添って歩けたなら

 

『愛情』と『優しさ』をメビウスの輪に喩える桜井さんがまず天才ですが

ホントに素晴らしい関係性だと思います。

世の中がすべてこんな風になれたら。

悲しい事件は少しなくなるよね、と思う。

 

photo by Q in 佐用町ひまわり畑